ペットの死 これから医療従事者になるものとしてのかけがえのない学び
今日自宅のペットが亡くなった。
10歳のヨークシャテリアだった。
まだ実感がないだけに変な感じだ。
実際悲しいとか、喪失感とかそういうことを書くわけではない。そんなもんはいくらでもあふれ出てくる。
むしろペットの死によって自分がえられた視点をこれからの人生に生かせという最後の遺言みたいなもんだったんじゃないかとさえ思えてきた。
これを心に刻んでこれからの自分のキャリアに生かしていくことが弔いになると直感している。
医療を提供する側の人間として本当に大事なものは何か(今の時点の、であるがこれから先は患者視点ではなかなかものを考えられなくなるのではないかという恐怖からでもある)ということの答えがわかった。
患者が本当に何を求めているか知ること だ。
実際今回の事例では短期間に病態が悪化して死んでしまったわけだが、その間犬の体調がみるみる悪化していくことはわかったが、獣医からの説明の感じでは全く緊迫感が伝わってこなかった。何がおきているかわからなかったのである。
だから獣医のいうことに従うしかなく、それでいてこちらの要望を伝えられずもやもやした気持ちが残ってしまったのだ。
獣医から感じたのは、完全なるオナニープレイ、ワンマン感、自分はやることはやっている、一応マニュアルどおり説明した。それでどうする? 長くいてもらってお金取りたいな と思っているように感じてしまった。
町医者も、救急の獣医も血の気が感じられなかったのである。寄り添う意思、そういったものが感じられなかった。
がしかし、こういう風に思う反面、獣医の気持ちもとても理解できた。まあ動物相手にこういう症例はいくらでも見てきてそういった対応になってしまう気持ちはわかるし、ほかにも案件を抱えているし、医者たるもの常に冷静にいろ、ということだとは思う。
だがそうはなりたくないなと真剣に思ってしまった。ロジカル的にはそうであるべきなのかもしれないが完全に感情的に許せなかった。自分は医者には向いてないんじゃないかとも思えた。
なんとも初めて多面的に情景を観察している自分がいたのである。それはビジネスを学んでいろんな視点を身につけなければならない、と考えているからなのか単純に自分が将来医者になるからなのかはわからなかったが。
重要なのはその二つの視点を得たからこそこうやってブログに綴れるという事実である。
たぶんただの患者視点だと、これだから医者は、とか金儲けしたいだけだろ、とかそれでこちらの欲求が満たされなかったことに対する不満をなにかにぶつけようとするだけで終わってしまうはずである。
しかし医者目線からすれば是非はあるにしろそのときは真剣に犬を助けようとしてくれていたはずである。助けようと考えていたからこそ処置を行うことが優先になってしまい、患者が本当に求めている、「苦しませずにできるだけ長く一緒にいる時間を大切にして最後の瞬間を看取りたい」という想いに気がつけなかったのである。
気がついて当然だろ! とかって思うのかもしれないが職人のような職業の医療従事者はその忙しさに忙殺されてそういった視点を持てないのではないか。
というよりも知識、技術の詰め込みによってそういった観点からの視点を学ぶ機会が少ないのだと思われる。
患者のニーズ、患者自身も気がついていない本当に求めているものを一緒に探す、助言する、引き出す、こういった技術は確実に必要。 必須科目とさえ思う。
医者の人間性が~とか騒がれる問題点はここにあるのではないか。
果たしてその概念と技術が今ある言葉とかで何に当たるかわからない。けど自分的にそれに近いものは、マーケティングだったり営業というものな気がしてる。
それについて学びたい。
それを体得することによって診察などで患者と接する短い時間の中で相手にとって最適なニーズを判断しそれに見合った価値を提供する。
俺はそれを極めた医者になりたいと思う。
なぜなら俺や俺の家族が感じた想いを持つ人を減らしたいと思うし、そこが一致していないと何より患者と医者の両方にとってストレスとなり悪影響を与えると思うから。
いま自分がさも大発見をしたかのように書いているが絶対にそれについて研究等がなされていると思う。
でもそれは 慣れ とか 経験 とか センス とかいう言葉でかたづけられてしまっているのではないか
おおげさに書いたけどまじめにこれを学んで、実践し、今までお医者さんたちがなんとなくやっていたりすると思うが、センスとか経験とかいう言葉でかたづけるのではなく、しっかりと学べる概念だったり技術に落とし込むところまで将来的にいけたらいいなと思っていて、それを広めることで今あるいろいろな問題が解決すると思う。
さて本気でこれについて学ぶにはどうやって勉強したらいいのか。
寺澤先生や有名な診療の先生に弟子入りすればいいのか、マーケティング、営業の本を読みあさればいいのか、実際のマーケティングや営業を学ぶためにP&Gとかそういう一流の企業で修行を積めばいいのか、自己流でとび込み営業をするのがいいのか。。
そこについて人生の先輩方にご指導いただきたくてこの恥ずかしい文章を書きました。
先生でもベンチャーの方でも教師の方でもどなたでもいいのでこれを見て、少しでも興味を持ってくれたら一言でいいのでアドバイスいただけたらうれしいです。
せっかくこの時代に生きているということでSNSという文明の利機に頼っていますが基本的にお話伺うためにならどこでも行く覚悟はあります。
コメント欄等では大人の事情などがあったりして書きずらいという場合にはメッセージしていただけたら幸いです。
そのために新たな視点から価値をもった実践の機会の場としての「ナンパ」にもっと目的意識を持って取り組まなければなと思った。
慶応の眼科の教授もナンパおすすめしてたし。
PS:上記に関しておすすめの本があったら教えてください。
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